こんにちは。以前に特別区の試験を受けて、採用漏れになりました。
採用漏れは都市伝説のように言われていますが、実際に存在します。
そのとき受けた面接の回数や、当時の心情を紹介していきます。
目次
特別区における採用漏れって?人数は何人?
東京都特別区の公務員試験では「特別区採用試験」に合格したのち、各区でおこなわれる「区面接」に合格する必要があります。
特別区採用試験に合格した人のほとんどは、区面接でどこかの区に採用されると言われています。
しかし、どこの区にも内定がもらえない「採用漏れ」が一定数いると言われています。
特別区人事委員会のホームページでは、採用漏れに関して以下のように言及しています。
欠員状況によっては提示されず、その結果、採用されない場合もあります。最終合格が採用内定ではないことにご注意ください。
一部では「採用漏れは都市伝説」とも言われることがあるそうですが、果たして現実はどうなのでしょう。
最終合格者の区面接で採用漏れになる確率は?
特別区の人事委員会で人数を公表していないため、真相は定かではありません。
しかし、一説には「最終合格者の5%」と言われています。
(当然ですが、この数字はその年の辞退者数などで推移します)
5%と聞いて「案外多いな」というのが自分の素直な感想でした。
実際に自分もこの数値の中に入ることになります笑
実際に採用漏れを経験しました!面接の回数は?
自分は特別区採用試験の筆記と面接は、かなり余裕を持って合格しました。
成績は上位の20%以内には入っていました。
まさかそんな状態で、区面接に落ち続け、採用漏れを経験するとは夢にも思いませんでした。
以下は自分が実際に区面接を受けた際の記録です。
1回目(S区):若干圧迫気味。前職を辞めた理由と空白期間について根掘り葉掘り聞かれる。答えにあまり納得してもらえず「これは落ちたかもなー」と面接後に感じる。
2回目(O区):終始和やかな面接。質問に対してきちんと自分の考えを述べることができたと思う。自分の中では結構上手くいったと手応えを感じるが、なぜか落ちる。
3回目(K区):前職からなぜ公務員になりたいと思ったかを中心に聞かれる。正直あまり納得できる答えを提示できなかったと思う。不安が的中し不採用。
採用漏れまでに受けた面接の回数は「3回」です。
基本的に区面接は「落ちた人には連絡しない」というスタンスのため、面接の度に受けた区から電話がかかってこなくて不安になる、という気持ちを味わうことになりました。
三回目の面接の後、次の区面接に呼ばれることはありませんでした。
人によっては急遽辞退者が出て、期間が空いて3月などに面接に呼ばれるパターンもあるそうですが、自分のときはなかったです。
実際に最終合格から区面接に落ちて感じたこと
三回目の面接に落ちた後、四回目の面接時期になっても区から連絡がこず
「あれ、これってもしかして……」
という気持ちになりました。
それから「まだ辞退者が出て面接があるかも……」と期待を抱き続けましたが、結局三月になっても面接開始の連絡は来ませんでした。
(このシステムは、変に期待を抱いてしまうため、残酷だと思います)
今回の敗因を分析すると「前職を辞めた理由や空白期間の説明が上手くできなかった」ことだと思いました。
面接でも、そこに関しては面接官からかなり激しく突っ込まれました。
幸い自分は別の役所から内定をいただいていたので大事には至りませんでしたが、これが特別区しか受けていなかったら大変でした。
終わりに – 技術職ですが採用漏れになりました
特別区の区面接の採用漏れについて書きました。
実際に採用漏れがあるか否か気になる人も多いと思います。
採用漏れは存在するので、合格したからと言って気を緩めず、区面接にも全力で臨むようにしてください。