そろそろ公務員試験の面接の時期、ということで…
自分が面接を受けた当時のことを色々思い出して書いてみようかなー、と。
主に技術系公務員を目指す方向けの記事です。
自分が受験した電気職について書きますが、そのほかの専門の方にも参考になる内容だと思います。
目次
公務員技術職の面接(都庁、特別区、市役所、区面接)
都庁、特別区の電気区分の面接を受験しました。
当時の経験から、技術職と事務職の面接の違いについて紹介します。
自分が受けた面接は、どちらも面接官3人の個人面接の形式でした。
事務系も同じ形で面接をおこなっていたそうです。
集団討論やプレゼンといったものはなかったです。
面接カードについても触れておきます。
これは都庁、特別区の面接で用いられる、いわゆるエントリーシートのようなものです。
いくつか質問が書かれており、回答を記入して面接当日に会場で提出します。
面接試験の2週間くらい前になると、郵送で送られてきます。
参考までに、昨年度の特別区の人事院面接の面接カードの内容を紹介します。
・あなたが今後どのような仕事に挑戦したいか、ご自身の特徴や特別区への志望動機も含めて具体的に書いてください。
・あなたが今までに最も難しい目標にチャレンジし、困難な状況を乗り越えた経験を教えてください。
・チームで一つの物事に取り組んだ経験について教えてください。そこでのあなたの役割と、独自の考えやアイディアでチームに貢献したことを具体的に書いてください。
このカードは事務系、技術系で共通のものを使用します。
質問は毎年ほぼ同じなので、カードが送られてくる前に解答をある程度まとめておきましょう。
面接での質問は、基本的にこの面接カードに沿っておこなわれます。
これは技術系、事務系ともに同じです。
しかし、それ以外の(カードに書かれていないことに関する)質問で、技術職特有だと思われるものがいくつかありました。
それらについて、次章で解説します。
理系公務員と事務職の質問の違い
前述したとおり、面接での質問内容に多少の違いが見られました。
技術職の面接では、専門知識や資格、実際の業務のことについて多く質問されました。
対して事務系で面接を受けた人の話を聞くと、面接カード以外では学校生活やアルバイト、サークル活動に関する質問が主であったそうです。
これは専門職という職種の特性上、それに見合った知識や技能を身に着けている人材を自治体側が欲しているからでしょう。
次の章で、具体的に自分が聞かれた質問を紹介します。
実際に技術系(電気)の面接で質問されたこと
実際に、公務員技術職の面接で聞かれた質問を一部抜粋し紹介します。
自分が受けた都庁と特別区の面接では、次のようなことを聞かれました。
※主に面接カード以外で「技術職特有の質問だな」と感じたものを紹介します
学生生活やこれまでの経験についての質問
・大学での研究は何をしていたか
・その研究で自分なりに工夫したことはあるか
・仕事で、あなたのこれまでの知識や経験をどのように生かせるか
・資格はどのようなものを持っているか
前述したように、仕事に役立つ知識や技能を身に着けている人材を自治体側は欲しています。
そのため、これまでの勉強や経験について深く聞かれます。
とくに研究内容についてはほぼ確実に聞かれるので、必ず準備をしておきましょう。
また、面接では面接官が事務系の人であったり、技術職でも専門が異なる場合が多いです。
専門的なことがらに関しては、素人でも理解できるようにかみ砕いて説明することを意識してください。
受験する自治体についての質問
・入庁してからどのような仕事をしたいか
・その業務の課題や、大切なことは何だと思うか
・当自治体の、電気に関連する施策を何か知っているか
入庁してからの仕事内容について深く聞かれました。
技術系公務員は事務系と違い、配属される部署の種類はそれほど多くありません。
そのため、ある程度入庁してからの仕事は決まっています。
(たとえば市役所の事務系なら窓口や人事に始まり、税や学校、防災、生活保護…など職種は本当に多岐にわたります)
事前にその業務の内容や施策についてよく調べておきましょう。
受ける自治体と全く関係ないことを答えてしまうことのないようにしてください。
技術職についての質問
・将来どのような技術者になりたいか
・災害対策について、技術職としてどんなことができるか
・技術系のニュースで最近気になることはあったか
・五輪に向け、技術職としてどのような活躍ができるか
質問としては、一番難易度の高い類の質問です。
自分も答えにかなり困窮してしまい、
「実際こういうことをやられているかはわかりませんが、〇〇について興味を持っています」
といった感じで、上手く話を逸らしたのを覚えています(笑)
技術系公務員の面接勉強法、参考書のおすすめ
「公務員試験対策用の面接本を読む⇒実際に模擬面接で感じをつかむ」
という流れが基本になるかと思います。
書店では、公務員試験のための面接対策本が売られています。
民間と公務員では面接で求められる能力が違うため、必ず公務員用の面接本を購入してください。
技術職に特化した本はないので、事務系と共通のもので大丈夫です。
自分も何冊か参考書を購入しましたが、おすすめは以下の二冊です。
本を読んで面接の感じをつかんだら、必ず実践練習をしてください。
自分は大学のキャリアセンターを利用しました。
終わりに
技術系公務員の面接について、体験談を書きました。
これから受験を考えている方の参考になれば幸いです。
試験に関して質問等あればコメント欄にて受け付けておりますので、お気軽にどうぞ。