技術系公務員

技術系公務員に合格するのに必要な資格は?身に着けるべきスキルは?

 

こんにちは。以前技術系公務員に勤めていました。

今回は、技術系公務員(建築、土木、機械、電気)の資格事情を紹介します

 

公務員試験に受かるために必要な資格、入庁してから取得する資格に分けて解説します!

 

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技術系公務員のお給料や出世については、こちらの記事で紹介しました!

 

目次

公務員試験の技術職で資格を持っていると有利?

はじめに述べておきますが、技術系公務員試験に受かるために必須の資格はありません!

 

もちろん、資格を持っていれば面接等での大きなアピールポイントになることは確かです。

しかし、資格が無くとも合格は十分に可能なので、無理して取得する必要はありません。

 

実際に技術職(建築、土木、機械、電気)の新入職員には、資格を全く持っていない人はざらにいます。

資格の取得は入庁してからでも間に合うため、まずは試験に受かるための勉強を優先すべきです。

 

※ただし、業務で運転をする機会がある部署があるため、運転免許くらいは持っておいた方がいいかもしれません

 

公務員の技術職におすすめの資格はある?

入庁してからでも「必ず取らなければならない資格」は自分の知る限りはないです。

ただし、業務の知識を習得するために、上司から取得を推奨されるものはあります。

 

例を挙げましょう。

以下の資格は、自分の周りで入庁してから取る人が多い資格です。

建築職…一級建築士、一級建築施工管理技士

土木職…技術士、一級土木施工管理技士

機械職…一級管工事施工管理技士

電気職…第三種電気主任技術者、第二種電気工事士、一級電気工事施工管理技士

もし入庁前に資格の取得を目指すのであれば、これらを目標に頑張るのが良いと思います。

 

資格手当は出る?出世やキャリアアップの影響は?

多くの民間企業では、資格を取得するとお祝い金がもらえます。

果たして、公務員の場合はどうでしょう。

 

残念ながら、自分の役所では資格手当は出ませんでした。

 

おそらく、どの自治体もそうだろうと思います。

公務員は税金で運営している以上、手当が出ないのは仕方がないでしょう。

 

手当だけでなく、お給料が増えたり、出世しやすくなったりといったこともありません。

追記:ただし、建築職の建築主事や電気職の主任技術者などといった資格がないと配属されない仕事もあります(お給料はほとんど変わりませんが)

 

手当などのメリットがない事情もあり、公務員は資格取得に積極的でない人も多いです。

公務員では、何の資格も取らずに定年まで在籍する職員も珍しくありません。

 

結局入庁してから資格を取る必要はある?

正直言って、それほど必要ないと思います。

資格を取らなくても何も言われませんし、持っているから業務で大いに役に立つということもあまりないです。

 

技術系公務員の業務は、専門的な深い技術はそれほど求められません。

それよりも説明や調整、文章を書く能力のほうが必要になります。

 

終わりに

地方公務員技術職の資格事情を紹介しました。

技術系公務員を目指す方の参考になれば幸いです。