技術系公務員

公務員の技術職と事務職(行政職)の違いを解説!年収や出世に差はある?

 

こんにちは。去年まで地方公務員の技術職として働いていました。

 

今回は、「公務員の技術系と事務系との違い」について紹介します。

みなさんが気になるであろう月収や、出世の差に関してなども書いていきます。

 

技術系公務員への就職を考えている方の参考になれば幸いです。

 

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ちなみに、技術系、事務系の仕事の忙しさ(残業など)の違いに関しては、こちらの記事で紹介しました!

 

目次

地方公務員の技術職とは?事務職と何が違う?

「公務員」と聞いて一般的に連想されるのは「事務職(=行政職)」かと思います。

 

事務職はオールラウンダーとして、さまざまな業務をおこないます。

たとえば窓口、保険や生活保護に関わる業務など、ここでは書ききれないくらい多岐に渡る仕事を担っています。

役所内でも最も数が多く、ほとんどの人が事務職に当たります。

 

対して「技術職」は、専門分野を生かし技術系の職務をおこなう職種です。

 

技術職は、専門ごとに「電気・土木・建築・機械」などの区分に分けられます。

たとえば建築専門なら公共施設の工事の監督や製図をするなど、それぞれ専門知識を生かした業務を担当しています。

(いわゆる「狭く深く」の仕事を担当するのが公務員の技術職です)

 

技術系公務員の平均年収は?出世に差はある?

基本的には、どの自治体も賃金のベースは技術職と事務職(行政職)で相違ありません。

当然ですが、福利厚生やボーナスの金額も同じものが適用されます。

 

ただし「出世のし易さ」という点では少し差があるかもしれません。

技術系は事務系に比べて、管理職のポストがあまり多くないからです。

 

どんどん出世したい!」という意欲が強い人には、あまり向かないかもしれません。

(ただし、課長級以上の話なので、そこまで到達するつもりがないのなら関係ありません)

 

技術系公務員は入るのが簡単?穴場って本当?

入庁の難易度ですが、間違いなく、技術系公務員は事務系より入りやすいです。

これに関しては事務職とはかなりの差があると思います。

 

その第一の理由は、倍率が低いことです。

 

参考に、東京都特別区の試験倍率を例に出します。

事務系の倍率が4.8に対し、技術系はおおむね2~3倍辺りで推移しています。

倍率だけを見れば、明らかに合格するのが用意であるといえるでしょう。

 

理由の二つ目は、技術系の公務員試験を受ける受験生のレベルです。

技術系は、事務職に比べるとそれほど勉強に力を入れていない人が多くいます。

たとえば、事務系の受験生は公務員試験対策をするにあたり、予備校に通う人が多いですが、技術系だと割と珍しいです。

そういう理由で、事務系と技術系では入る難易度に倍率以上の差があると言えます。

 

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技術系公務員試験の勉強方法は、こちらの記事で解説しました。

 

終わりに

公務員の技術系と事務系の違いについてまとめました。

もし何か質問等ありましたら、Twitterで聞いていただければお答えします。