電力会社

電力会社の緊急呼び出し!当直勤務や時間外の災害対応がつらい

 

こんにちは。

今月いっぱいで電力会社を退職予定です。

 

大卒で電力会社に就職して後悔!電力マンはホワイトや勝ち組ではない はじめまして。某電力会社の三年目社員として働いています。 学生のころ、電力会社に内定をもらったときは本当に嬉しかっ...

こちらの記事で配電部門の問題点を指摘しましたが、それ以外にも色々あったなあと。

そんな中でも、今回は「災害発生時の緊急呼び出し」を紹介します!

 

目次

電力会社は呼び出しがある仕事?休日や夜間にも?

配電部門は緊急呼び出しがある!

電力会社では、業務時間外に災害が起こると、電話で各社員に出社命令がかかります。

復旧などの災害対応をするために、会社に集められます。

 

呼び出しが起こる場合には、主に2つのパターンがあります。

 

・突発的な大規模停電が発生したとき

・台風、豪雨などの自然災害が起きたとき

 

わたしが所属する配電部門では、こういった緊急の呼び出しが非常に多くあります。

当然ながら、休日や夜間でも構わず連絡が来ます。

 

停電による土日の呼び出しが毎月二回くらい!

大規模停電が発生!自宅から緊急出社!

広範囲の停電が起こると、復旧に多くの人員が必要となります。

したがって、このとき若手を中心に出社命令がかかります。

 

前述したように、時間外に停電が発生した場合、電話で会社に呼び出されます。

呼び出しがあったら、いつであろうと、どこにいようとも、急いで職場に行かなければなりません(これが派手にしんどいです)

 

そして、停電の復旧が完了するまでの間、職場に拘束されます。

停電の規模にもよりますが、時間にして大体4時間ほど。

その間は、停電の復旧やお客さまからの電話応対、報告書の作成などに追われます。

 

お客さん
お客さん
停電してるけど早く何とかして!

 

中の人
中の人
誠に申し訳ございません(こっちも深夜に呼び出されてしんどいのに……)

 

電話口では、厳しいお言葉を頂戴することも少なくありません。

 

停電によるこういった呼び出しが、月に二回くらいあります。

深夜や休日でも関係なく、呼び出しの電話が鳴ります。

友人との飲み会の最中などに連絡があり、途中で抜けざるを得なくなったこともありました。

 

この影響で、一時期毎日のようにしていた晩酌も、やめざるを得ませんでした。

終電が過ぎた夜間に呼び出しがあった場合、車で出社しなければならないからです。

 

仕事をしていない時間でも、

 

中の人
中の人
いつ呼び出しの電話があるか分からない……

 

という状態は、かなりストレスが溜まりました。

 

特に最悪なのは、平日深夜に呼び出しがあった場合です。

すぐさま起きて出社しなければならないのは、言うまでもありません。

 

それだけでも大変です。

しかし問題なのは、むしろ復旧が終わった後でした。

翌日のフルタイムの勤務を、通常通りこなさなければなりません。

 

停電対応後であっても、他の社員に、翌日の仕事を頼んで休むことはできません。

なぜなら、ほとんどの人が停電対応で出社してるため、自分だけ休むことが許されないからです。

 

呼び出し対応後の、眠気と疲労と闘いながらの仕事は、非常につらいものでした。

 

台風など自然災害の際は泊まりで残業!

台風が発生!前日から会社に泊まり込み

台風や大雨などの災害の際にも、時間外の出社命令がかかります。

多くの場合は、事前に会社での待機を命じられます。

停電が起こった際に、迅速に対処できるようにするためです。

 

基本的に、台風などの前日から、会社に泊まり込むことになります。

当日は、公共交通機関が止まり、出社できなくなる可能性が高いからです。

 

ちなみに、寝泊りの環境は最悪です。

営業所には宿泊のためのベッドがありますが、全員分はありません。

 

ベッドは上司など、先輩社員に優先して振り分けられます。

すなわち若手社員は床に寝袋を敷き、仮眠をとることになります。

床は固いので、背中が痛くなかなか寝つくことができませんでした。

 

シャワー室もありますが、こちらも人数的な理由で浴びることができません。

寝不足の頭と不潔な身体で、災害対応に臨むことになります。

 

台風が多い時期は、このような劣悪な環境で、毎週のように会社に宿泊しました。

そんな災害対応は、まさしく「激務」と呼んでも差し支えないでしょう。

 

しかし、最も問題なのは、その後です。

災害対応や報告書作成により、本来やるはずだった業務ができなくなります。

その分の仕事は、誰もやってくれません。

 

やり残した仕事は後日、残業ラッシュで埋め合わせることになります。

電力会社は普段から残業が多く、大変な状態です。

災害が多い月の残業時間は、驚くべき数字になりました。

 

終わりに

災害時の呼び出し対応について書きました。

緊急で招集がかかることは、業務の特性上仕方がないことではあります。

しかし、そう割り切れないくらい、自分にとってはかなりストレスを感じるものでした。