元電力会社社員です。
今回は「どんな人が電力会社に向いているか」を紹介していきます。
主に電力会社への就職を考えている「理系の方」向けの記事になります。
実際に就職してみて、特殊な職場で向き不向きがかなり大きいと感じました。
ちなみに自分は「向かない側」の人間です笑
目次
電力会社の特徴は?インフラ企業の求める人材は?
はじめに、電力会社の職場の大きな特徴について紹介します。
・体育会系の風潮が強い
・高卒と大卒が共存する職場である
・初めの数年間は机上ではなく、現場での作業が主となる(大卒・高卒問わず)
・社内でのイベントがとても多い
「電力会社」と聞くと、インフラ企業でまったり穏やかなイメージがあるかもしれません。
しかし、実際はその真逆でかなり荒々しく泥臭い職場です。
こんな人は電力会社に向かない!
では、こんな人は電力会社の就職に向いていない!という例を紹介します。
おとなしい人、体育会系のノリが苦手な人
電力会社の現場では、体育会系のノリが求められます。
職場においても「やんちゃな人、面白い人」が好かれます。
自分のいた職場では、若手は飲み会での一発芸や、社内旅行でのカラオケ熱唱を強要されたこともあります。
受け身で大人しい人にとっては、なかなか溶け込み辛い環境だと思います。
また、体育会系ゆえに言葉遣いがきつい人が多く、仕事で怒鳴られることも少なくありません。
パワハラも多く、それが理由でメンタルを病んでしまう人も結構います。
スーツを着て机上でまったり仕事をしたい人
電力会社の現場は、いわゆる3K(きつい、汚い、危険)な職場です。
大卒であっても関係なく、はじめの数年間はブルーカラーの業務を強いられます。
基本の服装は作業着で、外に出て汗を垂らすような仕事が多いです。
暑い中外を歩き続けたり、汚い場所で力仕事をしたりすることが求められます。
平日の業務後や休日は家でゆっくりしたい人
電力会社は飲み会や休日のイベント(スポーツ大会、組合活動)が盛んです。
若手のうちはほぼ「強制参加」です。参加をしないと周囲から白い目で見られます。
自分も社内のマラソン大会や清掃活動、旅行などで幾度となく休日の予定が埋まりました。
そういったイベント事が好きな人にとっては楽しでしょう。
しかし、そうでない人にとっては苦痛でしかありません。
クリエイティブな仕事をしたい人
電力会社の仕事は、誰でもできる、頭を使わない定型業務が主です。
(配属次第ではそうでない場合もありますが、ほんの少数です)
独創的な仕事をしたい、仕事を通して成長したい、という人には向いていません。
自分の同期では、優秀な人ほどその業務内容に嫌気がさして辞めていきました。
電力会社に向く人材は?適正はある?
逆に、電力会社に向いている人について解説していきます。
これまでの内容をまとめると、以下に当てはまる人が、電力会社に向いているでしょう。
・体育会系のノリが好きな人、上手く対応できる人
・外の現場に出て作業をするのが好きな人
・業務外、休日の社内イベントを楽しむことができる人
・定型の繰り返し業務が苦にならない人
終わりに ー イメージとのギャップに苦しまないために
電力会社に向いている人・そうでない人について解説しました。
就職を考えている方の参考になれば幸いです。
実際に自分は、入社後にイメージとのギャップに苦しみました。
そうならないためにも、事前に先輩から話を聞いたり、インターネットで調べたりしてさまざまな情報を得ることをおすすめします。