電力会社で働く自分が、電力をはじめとしたインフラ企業の良いところを紹介します。
現役社員でないと分からない、生の情報をお届けできたら良いなと思います。
目次
入社できれば安泰:定年まで安心して働ける
会社は安定していて、倒産することがない
インフラ企業が潰れることは、まずもってないでしょう。
一時期、電力会社も自由化で経営が厳しくなると言われましたが、収益は安定しています。
特に送配電線や発電所は、今後も電力会社の独占状態が続きます。
ましてや、ガス会社や交通系インフラの会社なら、尚更安泰と言えるでしょう。
万が一、問題が起きて経営が傾いた場合も、国家が資本を注入してくれます。
インフラ企業が潰れてしまうと、国民の生活や産業の存続が不可能になるからです。
少なくとも、インフラ企業は今後50年は安泰だと考えられます。
仕事ができなくても、リストラやクビにならない
電力会社の社員は、基本的にクビになることがありません。
実際に、自分の職場でも、
「普通の民間企業ならとっくにクビだろう」
と思われる人が、何人かいます(かなり失礼ですが、事実なので)
そういった人でも、何十年も会社に居座り続けることができます。
全くといっていいほど仕事をしない「社内ニート」もいます。
「仕事をしない人」が集まる部署があり、そこで彼らはまったり定年まで過ごします。
周りの目を気にしないのであれば、最高です。
「仕事をしなくてもクビの対象にならない」
これは、普通の民間企業ではありえないことではないでしょうか。
待遇が良い:業務はきつくなく、離職率が少ない
誰でもできるような、まったり簡単な仕事
電力会社の仕事は、精神的にも肉体的にもとても楽だと言えます。
頭を使わない定型業務が多く、厳しいノルマも存在しないからです。
休暇の取得も社内で奨励しており、簡単に取ることができます。
まったり仕事をしたい人にとっては、本当にすばらしい環境です。
ただし、電力会社の配電部門と原子力部門は例外です。
詳しくは、こちらの記事で紹介しました。
電力会社への就職を考えてる方は、絶対にこの2つの部門はやめましょう。
それ以外の部門に就職できれば、勝ち組です。
準公務員の待遇なのにお給料だけは高い
電力会社の社員の年収は、世間の平均を優に超えます。
大卒社員なら、40歳手前で年収1000万円も十分に実現可能です。
特に技術系だと、何かにつけて手当がつくのでお得です。
たとえば、作業手当や災害復旧手当などがお給料に上乗せされます。
手当を含めた今の自分の年収は、こちらの記事で紹介しています。
大した仕事をしていないのに、これほどまでお金をもらえます。
電力会社をはじめとするインフラ企業の社員は、かなり優遇されているといえます。
出世競争が少ない:学歴・年功序列で役職が決まる
電力会社の社員は、学歴と年齢である程度までの出世が保証されます。
能力がない人でも「年功序列」という謎の力が働き役職をもらえます。
わたしの電力会社では、大卒なら少なくとも「副課長」までは出世できます。
実力はないが出世したい、という人にはとても優しい会社だといえます。
ちなみに、電力会社の大卒社員は超高学歴集団です。
詳しくはこちらの記事で紹介しました。
その他のメリット:電力会社はエリートで一流
世間体やイメージが良く、羨ましがられる
インフラ企業というだけで、世間からは一目置かれます。
特に、地方などではそれが顕著です。
自分も、それをひしひしと感じています。
原発問題などで「風当たりが強くなった」と言われる電力業界ですが、普段の仕事でそれを感じる機会はありません。
基本的には、
「いいところに勤めているんだね!」
と言ってもらえます。
生まれ育った地元で働くことができる
インフラは都心部だけでなく、全国すべてをまかなっています。
これは電力会社に限らず、ガス会社や鉄道などの交通会社も同様です。
地元の会社に就職すれば、配属次第では実家から通うことも可能です。
配属場所の希望は、地元などのきちんとした理由があれば大体通ると思います。
(これはあくまで、自分が勤める電力会社の話ですが……)
イベントが多くて楽しい!若手の合コンも!
これは電力会社の話ですが、社内のイベントがとても多いです。
パッと思いつくだけでも、以下のものがあります。
・スポーツ大会(野球、サッカー、マラソン、バドミントン)
・職場のイベント(日帰り旅行、ウォークラリー、青年会行事)
・会社のお祭り
特に、スポーツ大会は各都道府県の支店単位の対抗戦なので、非常に盛り上がります。
また、社内だけでなく、各地区の電力会社対抗の大会もあります。
こういうイベントが好きな人にとっては、楽しい会社だと思います!
終わりに
電力会社を退職する自分が、電力をはじめとしたインフラ企業の魅力を書きました。
配電部門の職場は最悪でしたが、会社としては良いところもたくさんありました。
上手く伝えきれていない部分も多いですが、少しでも参考になれば幸いです。