こんにちは!現在電力会社で働いています。
今回はみなさんかなり関心があると思われる「お給料」の話をします!
目次
今の自分の月収を公開!総合職若手の給与は結構高い!
早速ですが、先月のわたしの月収を公開します。
ちなみに、大学院卒の入社三年目の給与です。
・基本給…26万円
・時間外労働手当…12万円
・当直手当…1万円
・非常災害手当…6万円
合計45万円
入社三年目にしては、破格の金額だと思いますか?
確かに、院卒三年目の月額としては、他企業の知り合いと比較してもかなりの金額をもらっています。
しかし、よく見てください。
実は、残業代で笠増しされているだけです。
(なお、この月の残業時間は、70時間で計上されていました)
それに加えて、年収ベースで見ても大して多くないです。
理由の1つは、震災後の人件費削減により、ボーナスの額がかなり下がっているから。
電力会社のボーナスについては、次の章で解説します。
電力会社はオワコン?ボーナスが低すぎる?
ボーナスですが、たとえばJR東海やトヨタ自動車のような有名企業だと、
三年目で90万円近い金額(半期)をもらっているところが少なくありません。
しかし電力会社三年目の自分は、ボーナスは半年で50万円くらいです。
「それでも十分では?」という意見もあるかもしれません。
しかし、他の大企業に行った大学の同期と比べるとあまりに少ないと感じます。
(半年で約40万円の差とすると、月額にならすと実に6~7万円です)
残業すればたくさんお金は貰えるが、賃金自体のベースは大企業の中では高くない。
これが自分のいる電力会社の実情です。
ちなみに、現在の自分のお給料を年収換算すると、
45×12+50×2=「640万円」
これくらいになります。
・2019/10/14追記
「残業時間が70時間」という内容にコメントをいただきました。
こちらの記事で「電力会社は月45時間以上の残業が認められない」と書きました。
確かにそれは正しいのですが、実は例外があります。
その45時間の上限(36協定)が適応されるのは、通常業務の残業のみです。
非常災害対応の残業については、この45時間のルールが適用されません。
この月は台風など災害対応が多かったため、その分を上乗せし70時間になりました。
配電部門の災害対応については、こちらの記事で紹介しました。
ただし、勤務時間外の災害対応は、時間外手当に加えて非常災害対応手当もつくので、かなりお得です。
平均年収はどれくらい?お給料は高すぎる?
では、管理職など上の世代の給与はどうなっているのでしょう。
自分の周りの、先輩社員を例に紹介します。
大卒社員だと、30歳までには「主任」という役職が与えられます。
この主任の年間給与が、おおよそ700万円くらいです。
その後、順調に出世すると、40歳前後で「副長(副課長)」という役職になります。
そこまで到達すると、年収は1000万円の大台に乗ります。
インターネットで「〇〇電力 平均年収」で検索して出てくるサイトでは、
「40歳の年収が700万円くらい~」と紹介しているところが多いです。
しかし、あれは社内の大部分を占める高卒社員も含めた数字です。
実際のところ「大卒社員はそれより多くもらっている」のが実情です。
・2019/10/14追記
電力会社でも、中央三電と地方電力では若干の違いがあります。
・中央三電…「東京電力」「中部電力」「関西電力」
・地方電力…「北海道電力」「東北電力」「北陸電力」
「四国電力」「中国電力」「九州電力」「沖縄電力」
今回の記事で紹介したのは、中央三電力の会社の給与です。
地方電力の場合は、もう少し金額が下がると思われます。
終わりに
電力会社のお給料について紹介しました。
就職を考えている方の参考になれば幸いです。